どうも、Yotaです!
この記事は「ライティングの始め方3ステップ」の過去に受けた印象的な指摘とポイント、第3部です!
過去に受けた印象的な指摘とポイントの第2部はこちらから!
ライティングの始め方の第1弾はこちらから!
エビデンスの必要性を意識する
次は「エビデンスの必要性と確認の仕方」です。
エビデンスとは「証拠」や「根拠」を指し、主張を裏付けるデータなどがその一例です。
ライティングする上で、エビデンスは必ず確認しなければいけません。
なぜなら、エビデンスのない記事は、信頼性のない記事だからです。
たとえば、「日本で銃を持っても問題ない」と書かれていたらいかがでしょう?
多くの人は「そんなわけないでしょ」と思うはず。
逆に、本当に銃を持っても問題ないなら、その根拠を知りたいですよね。
これこそが、エビデンスの必要性と言えます。
つまり、エビデンスのない記事は、読者に嘘を伝えることになりかねないわけです。
エビデンスを確認するからこそ、正確な情報を読者に届けられます。
また、主張が嘘でなかったとしても、エビデンスがあればより読者の納得感につながります。
単に「野菜は体に良い」と書かれてあるより、「厚生労働省のe-ヘルスネットにも記載の通り、野菜は体に良い」と書いてあるほうが、はるかに説得力が増すでしょう。
以上の理由から、ライティングにおいてエビデンスは必ず確認する必要があります。
それでは、どのようにエビデンスを確かめれば良いのか、その方法を次でお話します。
主張するときはエビデンスを確認する
先ほどの続きです。ここでは、記事で何か主張するときに「具体的なエビデンスの確認の仕方」を紹介します。
いくらエビデンスの重要性がわかっても、確認の仕方がわからなければ意味がありません。
説得力のある記事を書くためにも、きちんとエビデンスを確認していきましょう。
まず、エビデンスとして使われるデータには、以下のような種類があります。
- 行政や自治体など公的機関が調査したデータ
- 病院などの専門機関が発表している資料
- 企業のアンケート調査結果
政府や専門機関が出している事例やデータは、信頼性が高いです。
一方で、個人ブログの情報は、エビデンスとするには信頼性が低いと言わざるを得ません。
もちろん個人ブログの情報であっても、自分が参考にする程度なら問題ないでしょう。
ただし、仕事としてライティングを受けるのであれば、信頼できる情報を載せる必要があります。
そのときに大切になってくるのが、「その情報は誰が発信したものか」という点です。
- いちサラリーマンが発信した情報
- 厚生労働省が発表した情報」
どちらが信頼できるかは、火を見るより明らかです。
なので、エビデンスを確認するときは、公的機関または専門機関の情報から調べることを覚えておきましょう。
エビデンスの調べ方としては、検索KWに「データ」や「調査」、「アンケート」を加えると探しやすいです。
もしくは、省庁名や病院をつけるのも1つの探し方です。
以下、実際に僕が検索しているときの例になります。
- 「ソロキャンプ アンケート」
- 「会社員 収入 厚生労働省」
- 「運動 健康 データ」
中でも、「アンケート」や「調査」は非常に便利なワードです。
KWと一緒に検索すると、どこかの企業が実施したアンケート結果や意識調査が確認できるため、エビデンスを探しやすいでしょう。
ぜひ使ってみてください。
そして、インターネット上で確認したデータは、執筆記事にリンクを載せておきましょう。
GoogleドキュメントやWordに書いているなら、コメントにリンクを載せる。
もしくは、本文中に「厚生労働省の情報によると〜」と書いて、文字リンクにするなど。
いずれにしても、エビデンス元を明示することが大切です。
せっかくエビデンスを確認しても、クライアント様に伝わらなければ意味がありません。
記事をチェックしてもらう際、何を根拠としたのかがわかるようにしましょう。
読者の経験をエビデンスとする
エビデンスの重要性をお話してきましたが、エビデンスが見つからないこともあるでしょう。
中でも、日常的に何となく感じている事柄などは、エビデンスが見つけにくいもの。
たとえば、「アプリでログインするとき、IDやパスワードをいちいち入力するのは面倒くさい」という主張があったとします。
自分の感想ならともかく、「誰しも一度は感じる」と書いてしまうと、根拠が乏しくなってしまいます。
そうした場合は、読者の経験をエビデンスとするのがおすすめです。
以下に例を書きますので、ご覧ください。
↓
・修正後
アプリでログインするとき、「IDやパスワードをいちいち入力するのは面倒くさい」と思ったことはありませんか?
このように、読者に問いかけることがポイントです。
「確かに、言われてみればあるかも…」と思ってもらえれば、明確なエビデンスがなくとも、周知の事実として書けます。
そうは言っても、何でもかんでも読者の経験をエビデンスにできるわけではありません。
「銃に弾を詰めるのは難しいと感じたことはありませんか?」と聞いても、ほとんどの人は経験がないのでわからないでしょう。
あくまでも周知の事実(一般的に知られているであろう事柄)に対して、活用できる方法です。
「周知の事実と思うけど、エビデンスが取りづらい」ことがあれば、読者の経験をエビデンスとしてみてください。
過去に受けた印象的な指摘とポイントのまとめ
僕が受けた指摘とポイントについてお話してきました。最後に内容を振り返りましょう。
- レギュレーションを読み込む
→クライアント様から共有されるレギュレーションは、必ず読み込む。
語尾の表現や空白行の間隔など、記事作成のルールが書かれている。
- 情報を「取捨選択」し、「濃度を調整」する
→情報を何でもかんでも詰め込まない。ペルソナが求める情報を適切に盛り込む。
情報の重要度によって、見出し内の文量を調整する。
- エビデンスは必ず確認する
→信頼性・説得力のある記事を書くために、エビデンスは必要。
エビデンスがなければ、読者に嘘の情報を与えかねない。
何かを主張するなら、その根拠となるデータや情報を探そう。
ただし、周知の事実を書くときは、読者の経験をエビデンスにするのもあり。
「ライティングの始め方」全体のまとめ
ここまで、Webライティングのやり方についてお話してきました。
とてつもない文量にお付き合いいただき、ありがとうございます。
ライティングの基本の流れは、以下の3ステップです。
- 情報のリサーチ → 執筆KWに関する情報を集め、ペルソナを設定する。
- 構成と見出しを考える → ペルソナの潜在ニーズにも刺さるよう、構成を作る。
- 具体性を意識して執筆する → 読者の「なぜ?」に回答できるよう、具体に落とす。
簡単にまとめていますが、お話した情報量は多く、どこから意識すれば良いか迷う人もいるでしょう。
そんなときは、まず「リサーチを深める」ことから始めてみてください。
リサーチは、ライティングにおける土台です。
情報収集が十分にできていれば、その後に続く構成・執筆の質にもつながります。
リサーチ編の内容をもとに、情報収集力を高めましょう。
冒頭でも書いた通り、この記事はとてつもない文量です。
実際にライティングをしながら、繰り返し読んでいただけたらと思います。
この記事が、少しでもライティング力の向上につながりましたら幸いです。