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APIってなんぞや?-非エンジニアが解説するIT用語:第2回-

2020年7月18日

困男
『API』ってなんぞ? 意味わからん…
Yota
OK! 今回は『API』について解説します!

どうもYotaです。第2回『非エンジニアが解説するIT用語』シリーズ!

今回解説するのは『API』です!

『API』…。
聞いたことあるような、ないような…。
いずれにせよ、アルファベット3文字じゃ何のこっちゃ分かりません。

しかし、この『API』! 実はみなさんの身近にいるんですよ。
知らず知らずのうち、多くの人に便利をもたらしているんですよ。

本記事では『API』とは何なのか、APIを利用するメリットなどを解説していきます!

  • APIとは何か
  • APIを利用するメリット



APIってなんぞや?

APIとは、『Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)』の略です。
つまり、『アプリケーション・プログラムをインターフェースするもの』のことですね。

すみません! あいかわらず意味不明ですよね。ごもっともです。
なので、このAPIを別の表現に言い換えてみます。
APIとは、『アプリとアプリを繋ぐ窓口』です。

窓口とはどういうことか?
その点を解説する前に、まずは用語について説明します。

『何らかの作業をするためのコンピューター上の道具』のことをいいます。
Wordであれば文書作成、Excel であれば表計算、Google Chromeであれば、Webサイトの閲覧など。

何かしらの作業・処理をするために使われるのが、アプリケーション・プログラムです。
呼び方は様々で、アプリケーション・ソフトウェアといったり、単純にアプリといったりもします。

TwitterやInstagram、スマートフォンのゲームなど、よく耳にするスマホアプリも『アプリケーション・プログラム』の一種です。

ここでは単純に、『アプリケーション・プログラム』=『スマホアプリなどのこと』という認識で問題ありません。


『異なる2つのもの』を繋ぐのが『インターフェース』です。
インターフェースとは、直訳で『接点』や『境界面』といいます。

具体例を出すと、以下のものがインターフェースです。
  • USB端子  → USBメモリとPCの接点
  • 電源タップ → 家電等と電線(電気)の接点
  • PC画面   → PCと人間の接点(機械の処理結果を人間が確認できるため)

他にも色々ありますが、いずれにせよ『何かと何かを繋げるもの』がインターフェースといいます。


上記の意味を踏まえると、APIとは『アプリとアプリを繋ぐもの』という表現になります。
そのため、窓口という表現をしました。
では、APIはどのような場面で利用されているのか?
具体例をもとに見てみましょう。

分かりやすいところでいうと、Googleマップがありますね。
グルメ系のサイトや企業のホームページを見ると、所在地にGoogleマップを利用していることがありますよね。見覚えのある人もおおいはず。

あれはAPIという窓口を通して、Googleマップの地図機能を利用しているんです。

その他には、GoogleアカウントやFacebookのログイン機能も、例としてあげられるでしょう。
新しくサイトに会員登録しようとした時、GoogleやFacebookのアカウントでログインできた、という経験はありませんか?

また、Instagramを利用している人は、Facebookに連携して同時投稿した経験がある人もいるでしょう。

こうしたログインや連携機能も、APIのなせる技です。
APIという窓口を通して、本人確認を行っているんですね。

APIとは、“別のアプリの機能を利用するための窓口”!


以上、『APIとは何か』についての説明でした。
次は、この『APIを利用するメリット』について解説します。



APIを利用するメリット

APIとは何かについて、お話しました。
とはいえ、APIを利用するメリットとは何でしょうか?

ここからは『APIを利用するメリット』を解説します。
ただし、APIを利用するメリットは、利用者にはあまり感じられないかもしれません。

アプリやサイトを作る人にとってのメリットが大きいのです。
なので、「そういうメリットがあるんだ。ふーん」くらいの気持ちでご覧ください。


メリットは主に以下の2つです。

  • アプリ開発が楽になる
  • 本人確認が簡単になる


順番に解説していきます!



開発が楽になる

1つ目のメリットが『アプリ開発が楽になる』です。
これは前述のGoogleマップの例をもとに、お話しますね。

たとえば、新しく飲食店の口コミアプリを作るとします。
その際、お店の所在地も載せたいですよね。

ただ、お店の所在地を載せるために、一から自分たちで地図や位置情報を作ろうとすると、とんでもなく大変です。
地理や建物情報を調べなければならないし、膨大な情報量や費用が発生するであろうことは何となく想像できますよね。

それならば、すでにある地図情報を利用させてもらう方が1000000倍楽です!
一から自分たちで作らずとも、すでに精度の高い位置情報を載せられますから。

このように、新たにアプリを作る際、“既存のアプリから便利な機能を使わせてもらう”時に活躍するのがAPIです。
APIを介して、Googleマップの地図機能を利用できるようになります。

Googleマップは一例ですが、その他のアプリについても同様です。
一から全部作る手間を削減し、既存の便利な機能を利用できるのがAPIのメリットです。



本人確認が簡単になる

2つ目のメリットが『本人確認が用意になる』です。
これは前述の『Google アカウントやFacebookのログイン』をもとに、説明していきますね。

『APIとはなんぞや』の例で述べましたが、
「新しくサイトに会員登録しようとしたら、GoogleやFacebookのアカウントでログインした」

こんな経験、多くの人がお持ちではないでしょうか?
これもAPIが裏で活躍しているんですね。

いちいち新たに会員登録をしてもらうよりも、既存のアプリ(GoogleやFacebook)のログイン機能を利用させてもらう方が簡単です。

サイトやアプリの管理者は管理が楽ですし、利用者にとっても新たに会員登録する手間が省けます。
多数の利用者がいるGoogle やFacebookを通じて本人確認をできるので、安全性や信頼性も担保できるでしょう。

APIを介して他アプリのログイン機能を利用することで、会員登録や本人確認を簡略化できる。これがAPIの2つ目のメリットでした。




まとめ

以上、APIについて解説しました。
今回ご紹介したAPIは、厳密にいうとWEB APIというものです。

APIと一口にいっても、色々な種類があります。
ですが、本記事ではあくまでも『APIとは何か』という分かりやすさに焦点を当てて説明しました。

繰り返しになりますが、『API=別のアプリの機能を使うための窓口』という認識で問題ありません。

APIは奥深く、僕自身もまだまだ理解が及んでいないところがあります。
引き続き勉強を続けて、またこのブログで発信できたらなと思う次第です。

というわけで、記事は以上となります。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

Yota-ヨータ-

本業は、IT企業で営業っぽいことをやっています。2020年1月より副業ライターを開始。2020年6月より当ブログを開設し、現在はブログ執筆を中心として活動しています。副業や投資など個人の経験談をメインに、気まぐれに書いていきます。

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