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投資は怖くない?あなたのメンタルブロック外します

2020年8月29日

困男
投資始めてみたいけど、よくわからんし怖いなぁ……
Yota
大丈夫! 正しい知識をつければ、投資は強い味方になるよ!

投資と聞くと、どんなイメージを浮かべますか?

「よく分からない」「損しそう」「危なそう」

こうしたネガテイブなイメージがつきものですよね。

ですが、それと同時に、老後2,000万円問題に代表されるような将来のお金の心配も誰もが持っているはず。

そうしたお金の問題を少しでも解決するのに、強い味方となってくれるのが投資です。

僕は去年の10月から投資を始めて、歴でいえばまだまだビギナーの域を出ません。
ですが、その中でも色々な手法に挑戦しました。

株式投資、積み立てNISA、高配当株投資、米国株ETF、FX、不動産投資など。
以前に手を出して失敗したところでは、貯蓄型保険なども含まれます。

本格的な投資歴は浅い僕ですが、色々挑戦するなかで学んだことは多くありました。
何より投資歴が浅い分、これから始めようと思っている人と近い目線でお話できると思っています。

本記事では僕の経験をもとに、“そもそも投資は怖いものなのか”“初心者が投資を始めるなら何から始めたら良いのか”、この2点について述べていきます。

※注意! 本記事は投資について述べるものの、実際に投資を行う際は自己責任でお願いします。



投資はただのツール

投資と聞くと、一番最初にイメージするのは「怖い」とか「損しそう」といったマイナスのイメージですよね?

そのイメージを覆すためにも、最初に伝えたいのは“投資はツールでしかない”ということです。

投資に対してマイナスイメージが先行するのは、そもそも何をやってるのかよく分からないからなんですね。

ここで例え話をします。
料理をする人の前に「包丁なんて使ってるんですか? 怪我するし、危ないですよ」という人が現れたら、どう思いますか?

車を運転する人でも同じです。
運転する人の前に「車なんて運転してるんですか? 事故を起こしたらどうするんですか? 乗らない方がいいですよ」といってくる人が現れたらいかがでしょう。

おそらく多くの人が「いや、使い方を知らないだけでしょ」と思うのではないでしょうか。
包丁を正しく使えば美味しい料理を作れますし、車を正しく運転できれば早く遠くに移動できます。

投資もこれと同じなんです。
使い方を知らなければ、お金を失うかもしれません。
でも、正しく使えば、あなたの生活を今より豊かにしてくれる強い味方となるでしょう。

結局、投資はツールでしかありません。
それを活かすも殺すも、使う人次第です。

とはいえ、それでも投資をわざわざやる必要性は感じないですよね?
使い方次第とはいっても「損する可能性があるなら、銀行に預けていた方がいいんじゃないの?」と思っても無理はありません。

ところがどっこい、銀行に預けてさえいれば良いという時代ではないんですね。
その理由について、投資と預金のメリット・デメリットを比較しながら説明します。



投資と預金のメリット・デメリット

投資のメリット・デメリットといえば、なんとなく想像できますよね。
しかし、預金のメリット・デメリットと聞かれると、ぱっと答えるのが難しいのではないでしょうか。

特に「預金のデメリットってなんだろう?」と思いますよね。
そこで投資と預金のメリット・デメリットを比較しましたので、下記をご覧ください。

種類投資預金
メリットお金が増えるなし
デメリットお金が減るお金が減る

大分極端に書いていますが、それぞれのメリット・デメリットは上記の通りです。

「え? 預金のデメリットでお金が減るってどういうこと?」って思いますよね。なんで銀行に預けてお金が減るんだろう、と。

それを説明する前に、まずはメリットから説明していきます。

投資・預金のメリット

投資におけるメリットは、お金が増える点です。
投資は上手く運用できれば、お金を増やせる可能性があります。これは明確なメリットと言えるでしょう。

対して預金のメリットはありません。
銀行に預けていてもお金は増えないからです。


厳密にいえば、銀行預金でも金利によって増えはします。
しかし、メガバンクの金利は0.001%のため、100万円預けても年間で10円しか増えません。これでは増えないといっても過言ではないでしょう。


投資・預金のデメリット

続いて気になるデメリットを見てみます。
どちらも『お金が減る』となっていますね。

まずは投資における“お金が減る”は単純な話です。
株式投資でいえば、1万円で買った株の価値が5千円に下がれば、5千円の損になります。

では、預金における“お金が減る”とはどういう意味なんでしょうか?
銀行にお金を預けていても、勝手に減ることはないですよね。

ですが、金額は変わっていなくても、実質お金は減っている可能性があります。
その理由は“インフレーション”です。通称インフレと呼ばれます。

インフレとは、物の値段が上昇し、同時にお金の価値が下がる状態のことです。
もっとわかりやすく、例を用いて説明しますね。

たとえば、あなたが1,000円を持っていたとします。
次にりんごが100円で売られていた場合、購入すると残りは900円となりますよね。

これがインフレにより、りんごの価格が200円になったとします。
もし所持金が1,000円のままで購入すると、手元に残るお金は800円です。

・所持金1,000円 − りんご100円 = 手残り900円

            ↓りんご値上がり

・所持金1,000円 − りんご200円 = 手残り800円

このように所持金は変わっていないのに、物の値段が上がることによって、実質的にお金が減ってしまいます。
これがインフレなんです。

とはいえ、「そんな簡単に物の値段なんて上がらないでしょ?」と思われますよね。
ところが、物の値段は少しずつ上がっていってるんです。

たとえば、日本の有名漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』はわかりやすい例でしょう。
週刊少年ジャンプは、1968年の創刊時は90円で購入できました。
しかし、現在では税込270円にまで値段が上昇しています。

他では、アイスのがりがり君が発売当初は50円でした。
そこから現在では、70円にまで価格上昇しています。

  • 週刊少年ジャンプ 創刊時90円 → 現在270(税込)
  • がりがり君    発売時50円 → 現在70円(税抜)

上記の例以外にも、昔に比べて物の値段は上がっています。

ですので、物価に合わせて自分の所持金も増やしていかなければ、結局はお金を減らしていることと同義です。

もちろん今後も物価が上がり続けるかはわからないですし、所持金を増やすべく行動するかは本人の選択によるでしょう。
ただし、現時点で1つ言えるのは、銀行に預けているだけでは絶対にお金は増えません。

というわけで、投資と預金のデメリットについてお話しました。
少々極端な意見ですし、ポジショントークといわれるかもしれません。
しかしながら、将来に向けてお金の不安が叫ばれる今、何かしらの行動を取るべきだと個人的には思うところです。



投資にも種類がある

「投資は正しい知識をつければ怖くない」
「ただ銀行にお金を預けていても損するかもしれない」

とお伝えしてきましたが、「じゃあ、どうやって投資を始めたらいいんだよ!」となりますよね。

ここからは投資の種類と初心者が始めるのにオススメな投資を解説します。

投資にも色々ある

投資と一口にいっても様々な投資手法があります。
そして、何を選ぶかによって、抱えるリスクと期待できるリターンが違うんです。

代表的なところでは、下記の投資手法があげられます。

※人によって順番の前後はあります。

リスクの低いものから高いものまで、投資手法は様々にあります。
オススメの手法は後述するとして、1つ言えるのは“リスクとリターンは比例する”ということです。

大きく儲けられる可能性のある手法は、同時に大きく損をする可能性があります。
反対に損する額が小さい手法は、儲けられる額も小さくなるというわけです。

必ずリスクとリターンは比例します。
ローリスク・ハイリターンという夢のような手法は存在しません。
仮に存在したとしても、一般人にそんな話は降ってこないでしょう。

もし「ローリスク・ハイリターンの投資です!」とか「あなたにだけ特別に教えますよ!」などいってくる人がいたとします。
それはほぼ100%詐欺ですので、無視してください。

では、実際にこれから投資を始める人は、どの手法を選べばいいのか?
次でオススメの投資手法を紹介します。



オススメは積み立てNISAによる投資信託

投資手法についてお話した次は、いよいよどの投資手法で始めれば良いかを紹介します。

それはズバリ“つみたてNISAで投資信託”です。
特にSBI証券で扱っているSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドという商品がとてもオススメなんです。
オススメする理由は、以下の3つからなります。

  1. 非課税かつ手数料が安い
  2. 手間がかからない
  3. 長期的には儲かる可能性が高い

以上の理由からオススメするのですが、そもそも「積み立てNISAによる投資信託ってなんぞや?」という感じですよね。

まずは「投資信託とは何か?」、「積み立てNISAとは何か?」を説明し、その後に『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』について解説します。


投資信託とは

投資信託について説明します。
投資信託とは「投資家から集めたお金を、専門家が運用する金融商品」です。

たとえば、Aさん、Bさん、Cさんの3人が1万円ずつお金を出したとしましょう。
お金を出した人たちのことを出資者と呼びます。

出資者から集めた合計3万円を、投資信託会社などの専門家が株式や債権などに投じて運用。
運用の結果、利益が出れば、出資額に応じて出資者に利益が分配されます。

“お金を託して、専門家に投資してもらう”。それが投資信託です。
プロに運用を任せられるので、手間はかかりません。

ただし、手数料に注意してください。
お金を運用する投資信託会社は、報酬として手数料(信託報酬)をもらいます。


ほとんどの投資信託商品は、この手数料が非常に高いです。
具体的には、信託報酬率1%以上の商品は絶対に避けましょう。
高い手数料の投資信託にお金を投じてしまうと、それだけ自分の利益が減ってしまいます。

後述するSBI証券で扱っている投資信託には、信託報酬0.1%以下の商品もあります。
投資信託を選ぶ際には、信託報酬の%に注意しましょう。



つみたてNISAとは

続いて『つみたてNISA』について解説します。

つみたてNISAとは、2018年1月から始まった投資の支援制度です。
金融庁の公式サイトには「少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です」と記載されています。

いまいち分かりづらいですね。
もう少し掘り下げて説明していきます。

通常、株式や投資信託などで得た利益には、約20%の税金が掛かります。
しかし、つみたてNISAの制度を利用すれば、その税金は掛かりません。
より手元に利益を残せる制度となっています。

では、具体的にどのようにつみたてNISAを利用できるのでしょうか?
方法は簡単で、銀行でつみたてNISAの口座を開設し、金融商品を購入するだけ。
ただし、つみたてNISAには以下2つ注意点があります。

  • つみたてNISAの対象は、指定の投資信託商品のみ
  • 年間の投資額は40万円まで

つみたてNISA口座では、個別の株式を自分で売買することはできません。
運用できるのは、先に説明した専門家に任せる“投資信託商品”のみです。

また、年間で投資できる額も40万円までと決まっています。
そのため、非課税になるからといって、1年のうちに何百万円も投資するといったことはできないのです。

制限があるとはいえ、非課税枠では税金がかからない分、利益も大きくなります。
可能な限り、活用していきたいところです。

ここまでの説明で、冒頭に述べた“つみたてNISAで投資信託をするメリット”は把握できたかと思います。
プロに運用を任せられる投資信託は手間が掛からず、つみたてNISAを利用すれば税金も掛かりません。

次はいよいよ、何の投資信託を買えばいいのかをお話していきます。



オススメの投資信託は『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』

ここまでつみたてNISAで投資信託することのメリットをお話しました。
投資信託はプロに運用を任せられるので、チャートとにらめっこする必要はありません。
つみたてNISAで運用すれば、利益に税金が掛からないのも嬉しいメリットです。

そうはいっても、投資信託の商品にも色々あります。
どれを買えばいいのか、悩みますよね。

答えはズバリ、SBI証券で取り扱っている『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』です。その理由は以下の2つ。

  1. 信託報酬が非常に安い
  2. 50年以上成長し続けている『S&P500』に合わせた運用


信託報酬が非常に安い

まず『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』は信託報酬含む手数料の安さが特徴です。

通常、投資信託商品の購入時・解約(売却時)には『買付手数料・解約手数料』がかかるのですが、上記の投資信託商品ではそれらの手数料が一切かかりません。

また、運用にかかる信託報酬率は、0.0938%と非常に低いのが魅力的です。
信託報酬の計算式は、【基準価額×保有数量×信託報酬率】で導き出されます。

しかし、文字だけだとどれくらい安いのか分かりづらいですよね。
例をもとに見ていきましょう。

基準価額(投資信託の値段) × 保有数量(口数) × 信託報酬率(年率) 
                              = 支払う手数料

例、
10,000円 × 100口 × 1% = 10,000円



『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』の場合

10,000円 × 100口 × 0.0938% = 938円

 

信託報酬率が違うだけで、これだけ支払う手数料も違ってきます。
その点、『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』は、上記の通り非常に手数料の低い商品と言えるでしょう。



50年以上成長し続けている『S&P500』に合わせた運用

『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』をオススメする理由は、『S&P500』に合わせた運用である点です。

『S&P500』とは、アメリカの代表的な株価指数の1つ。
アメリカの代表的な上場銘柄500の株価から算出される株価指数です。

『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』は、この『S&P500』と連動する投資成果を目指しています。

「連動すると何がいいの?」と思われますよね。
その理由は、“『S&P500』が50年以上も成長し続けている”からです。

以下は、Googleファイナンスより引用した『S&P500』の過去推移です。

一時的に下がった時期はあるものの、基本的に右肩に上がり続けていることが見て取れます。
過去の大恐慌やリーマンショックなど、様々な不況を乗り越えて成長してきました。

参考情報:Googleファイナンスより

もちろん投資に絶対はありませんし、今後も成長し続けるとは限りません。
しかし、過去の様々な不況を乗り越えた実績を考えれば、長期的には今後も成長に期待できるのではないでしょうか。

ここまでオススメの投資信託として『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』を紹介しました。

投資信託ならではのプロに任せられる手間のかからなさ。
加えて、投資信託商品のなかでも圧倒的な手数料の安さ、長期的な成長期待の観点から、とりあえず投資を始めたい人にはオススメの商品と言えるでしょう。



僕が参考にした動画

ここまで「投資は怪しいものじゃないよ」「オススメはつみたてNISAによる投資信託だよ」ということをお伝えしてきました。

最後に、僕が投資を始めるきっかけとなった動画や勉強になった動画を紹介します。
実際には様々な動画を参考にしましたが、なかでも投資の重要性を説いてもらった下記の動画をご覧ください。

その動画は『両学長 リベラルアーツ大学』です。
「自由に生きる人を増やしたい!」という理念のもと、金融教育を無料で配信しているチャンネルになります。

投資のことはもちろん、お金に関することや人生論など様々な学びを得られます。

引用:YouTubeチャンネル「両学長 リベラルアーツ大学」



添付の動画は投資に関する内容ですが、それ以外にも学びのある動画がたくさんありますので、ぜひご覧になってみてください。



まとめ

ここまで投資についてお話してきました。

色々と書いてしまいましたが、ここで一番伝えたかったことは「正しい知識をつければ、投資は強い味方になるよ!」ということです。

オススメの手法を紹介していますが、正直人によって見解は異なるでしょう。
いずれにしても、この記事の内容をうのみにせず、ぜひご自身でも色々調べていただけたら幸いです。

また、本記事では書き切れなかったことは、別の記事で紹介予定です。
「インデックスファンドってそもそもなに?」や「SBI証券でつみたてNISAを始める手順」など。

すぐに投資を始める始めないではなく、まずは「投資ってどんなものなのか?」と調べてもらえたら嬉しく思います。

以上、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

  • この記事を書いた人

Yota-ヨータ-

本業は、IT企業で営業っぽいことをやっています。2020年1月より副業ライターを開始。2020年6月より当ブログを開設し、現在はブログ執筆を中心として活動しています。副業や投資など個人の経験談をメインに、気まぐれに書いていきます。

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